Y家は埃が入らないように部屋の窓をいつも閉め切っていた。また、寝室には衣服が散らかりベットの前に大きな姿見があり、家具の置き方も整然としていなかった。X家の子供の病気は長引き、覇気がなく落ち着きに欠け、時には幻覚さえ表れた。不眠になり、性格も頑なで殻に閉じこもるようになった。私はY氏に、寝室の大きな鏡を取り除かせ、常に部屋の窓を開け換気し、日光が届くようにしてもらい、散らかっていた衣類をきちんと整理させ、また艮卦方位に水の入った御盆を置いてもらった。そして、Y自身の不調を易医整骨で取り除いた。やがて、子供は見違えるほどに回復した。